第3回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会ならびに第1回オープントーナメント全日本空手道選手権大会
JKJOの統一全日本大会もこれで3度目になりました。
参加人数も個人戦774名、団体戦173名と年々増えてきています。
しかしすごいのはその人数ではありません。
個人戦参加選手がほぼ全員何らかの大会(参加選手500~1000名超)の入賞者なのです。
しかも関東・関西・中部という巨大地域のベスト8、他の地区ではベスト4、北陸などではベスト2というほぼチャンピオンクラスのレベルなのです。
私が過去に見せてもらった極真のすべての団体も含めて、いかなる青少年の全日本選手権大会も、いや日本国内で開催された国際大会でも、組手の力量・技量だけで言えばはるかにこの大会の方がレベルが上だと認めざるを得ません。
間違いなく日本一の青少年全日本大会です。
海外のことはわかりませんが、もしかすると世界一のレベルの可能性すらあります。
昨年は浜井派は3回戦に一人だけ進出できませんでしたが、今回は3位入賞が4~5名と聞いています。
来年はさらに上位をめざしてくれるでしょう。
本来であれば極真がこのような統一的オープントーナメント大会を開催しなければならないはずなのです。
各派閥がそれぞれの勢力拡大に走るのは仕方ありませんし、組織として当然です。
しかし極真の大会はやはり派閥どうしの利害関係を超えて公(おおやけ)のものとし、極真武道空手の理念のもと統一大会を開催すべきなのです。
それを公私混同するからこそオープントーナメントが開けないのです。
大会を派閥争いの道具にしてはならないのです。
ましてや武道を標榜し武道と名乗るならば大同団結できるはずなのです。
きれいごとではなく、日本武道は自分を殺しにくる敵とすら共存・共栄・共生するための「棲み分けの精神哲学」であり「和の哲学」・「平和の哲学」だからです。
だから「押忍」なのです。
武道精神と最低限の礼節をわきまえてさえいればできるはずなのです。
これがわからなければ私も含めて極真は日本武道などと名乗るべきではありません。
武術あるいはスポーツにしておけばいいのです。
故大山総裁が開催したようなオープントーナメントが開けない指導者は、武道団体の指導者たる資格がないのです。
全日本大会を派閥誇示の道具としてしか扱えず、オープントーナメントをうたえない大会はその価値とレベルをどんどん落としてゆくでしょう。
すでに極真の青少年大会はJKJOに追いつけなくなっているというのが紛れもない現実なのです。
一般部の全日本大会もいずれその運命をたどる事になるでしょう。
世界ではすでにそうなっていることはもう周知の事実なのです。
その意味で今回極真の坂本恵義師範が開催した第1回全日本空手道選手権大会はオープントーナメントとしての再出発なのです。
現在極真系の日本国内のオープントーナメントとしては連合会の全日本大会や世界大会が最もそれに近いと思われます。
この第1回全日本大会も様々な事情はあっても押して忍んで「オープントーナメント」を堅持してもらいたいと願っています。
今回、2年ぶりで千葉の手塚師範や福島の安斎師範に会えたのもひとつの収穫でした。
さらに今回のJKJO の第3回ジュニア全日本大会と第1回全日本大会は選手の礼節や父兄の礼節、セコンド・コーチの礼節、参加団体の礼節や大会役員の礼節についても多くの指導や配慮が見られ、格闘技イヴェントではなく、礼節を重視する武道大会をめざしている姿勢がはっきりと見られました。
これは坂本師範だけでなくMACの渡辺師範や男塾の松井師範などJKJOのメンバーにも感じられました。
この2つの大会が極真の師範有志とJKJOの師範有志の協力関係で発展するならば、今後の極真ルールあるいはフルコンタクトJKJO ルールにおける日本全体のレベルを上げる大きな流れになると期待しています。
組手の技量や選手のレベル、参加人数そしてその武道精神と礼節の推進において今後の発展を心より望みます。
私も微力ながら応援してまいりたいと考えています。 押忍